PPI膜について

ポリイミドとは

ポリイミドは、耐熱性・耐寒性に優れ、線膨張率も低い、半導体用途や人工衛星などに用いられるスーパーエンジニアリングプラスチックです。

フィルム
銅張積層板
パウダー
ワニス
ガス分離膜

PPI膜の特徴

ポリイミド多孔質膜(Porous Polyimide Membrane / 以下 PPI膜 )は、Φ10~60μm の多数の連通孔を持つ厚さ 25μm の薄膜です。
細胞培養の足場材として接着性に優れるだけでなく、継代操作なしでの長期培養を可能にしたり、凍結保存・再培養ができるといった、有用でユニークな特徴を持つ新しい細胞培養基材です。安全性にも優れ、医療分野での展開にも期待できます。

PPI膜の特徴
PPI膜の特徴
細胞培養の足場材としての特徴

細胞培養の足場材としての特徴

  • 表面処理無しで様々な細胞の接着が可能
  • 継代操作不要・培地交換のみで培養が可能
  • 細胞の性質を維持した長期培養が可能
  • 細胞を付着させたままの凍結保存、融解・再培養が可能

PPI膜の安全性

50kGyでγ線滅菌したPPI膜で各種安全性の試験 をしました(埋植試験はγ線滅菌に加えEOG滅菌)。
全身毒性、皮内投与、筋肉埋植試験でUSP<88>適合となったことで、Class VI 適合となっています。